サ高住情報公開を施設並みに(国交省発表)

国土交通省は,サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の職員体制や生活支援サービスの詳細をインターネット上で今年度より公表す仕組みをスタートすると発表しました。
サ高住は賃貸住宅の位置づけですが、介護が必要な入居者が多い状況を踏まえて介護施設並みの情報公開を事業者に求める事となりました。今まで「情報提供が不十分」という利用者からの声を踏まえたもので、運営状況を公表することで適切な競争や選択がなされる環境を整える目的です。

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全国のサービス付き高齢者向け住宅の登録情報を提供している「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(登録システム)において今年度中に公表予定となっております。

「自己診断」や「第三者確認」のリンクを設け、そこをクリックするとサービス内容や職員体制、医療機関を自由に選択することができるかどうかの第三者評価情報を閲覧できる仕組みです。
項目は重度認知症の人の受け入れの可否や入居者の年齢別人数など計約60項目を用意する予定となっております。
情報公開、第三者評価はあくまで任意ですが、入居に際しての優良な判断に繋がることは間違いないありません。

2016年9月末現在で、サ高住登録戸数は20万6784戸。登録システムには所在地や価格帯、生活支援サービスの種類は記載されているものの、詳しい運営実態はほとんど公表されていないのが現状です。
2016年5月24日に開催された「サービス付き高齢者向け住宅のあり方に関する検討会」のとりまとめを受け、適切な競争や選択がなされる環境の実現に向け、情報提供の充実を図っていく予定です。

遠方地で実際に現地に見学に行けない方の判断材料としてとても良い情報ですね。
ただやはり実際にご自身で足を運び、環境・建物・お部屋を見て、その場で職員や入居者にあれこれ気になる事を聞く方法が一番納得できる判断材料だと思います。

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