同居以外の人との交流頻度が、週1回未満の高齢者は毎日他人と交流している高齢者に比べて、1.4倍要介護や認知症になりやすいことが、日本福祉大学の斉藤雅茂準教授らの調査で分かりました。
これは2003年から10年間にわたり、愛知県内の自立高齢者1万4,000人あまりを対象に行われた追跡調査の結果によります。
他者と毎日頻繁に交流できている高齢者よりも、月1〜週1回未満の高齢者は1.4倍要介護2以上になり、1.39倍認知症になりやすいという結果になりました。
更に月1回未満では1.34倍も早期死亡にも繋がりやすいと結論付けられました。
他者との交流頻度が月1回未満の孤立状態であるのは高齢者の7.4%、特に男性が10.2%と女性の2倍以上が該当しました。
この結果から
「社会的孤立は人との交流が乏しいだけではなく、健康の決定要因の一つ。月1回未満の他社との交流になると早期死亡とも密接に関連する深刻な孤立状態だ」と結論付けました。
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