軽度認知症害(MCI)とは?

皆さんは、MCIという言葉を知っていますか?今回のハーウィルシニアレジデンス通信ではMCIについてご説明したいと思います。

MCIとはmild cognitive impairmentの略で日本語では『軽度認知障害』と訳されています。

「軽度認知障害」は認知症の前段階と言われています。MCIの方は2012年時点で462万人いると推計されており、これは高齢者の約7人に1人が当てはまる計算です。

MCIには、もの忘れが伴う「健忘型MCI」と、注意力の低下、料理や買い物など物事の実行の支障が目立つ「非健忘型MCI」があります。
このうち、多いのは、「健忘型MCI」の方です。「健忘型MCI」というのは、下記のような状態をいいます。

・もの忘れの自覚がある
・日常の生活動作は自立している
・記憶以外の認知機能に問題はない
・認知症の診断基準には該当しない

MCI(軽度認知障害)は、診断を受けた後、4年以内に半数が認知症になるといわれていますが、逆に言うと、半数は認知症にはなっていません。
海外の研究では、認知症になっていない半数の人には、MCIのまま保たれている人だけでなく、正常範囲に戻った人も一定数いるという報告もあります。しかし、認知症になってからでは回復は難しいとされています。

MCIから認知症への進行を遅らせる、認知症が重症化するのを遅らせる上で、効果が実証されているのは、他者とのコミニュケーションと運動、中でも有酸素運動です。有酸素運動は、生活習慣病の予防にも効果があります。

ハーウィルシニアレジデンスでは、職員はもちろん入居者のかた同士の交流もあり、毎日のラジオ体操なども行っております。出来るだけ長く健康的に生活ができることを目的としている、サービス付き高齢者向け住宅になりますので、是非一度遊びにいらしてください。