【サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?】
- 厚生労働省・国土交通省が共管するサービス付き高齢者向け住宅とは、「高齢者住まい法」の改正により創設された高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅をいいます。「施設」ではなく「住宅」 であるため、住宅としての居室の広さや設備、バリアフリーといった条件が「施設」より厳しくなっております。
サービス付き高齢者向け住宅には、法律で「安否確認」と「生活相談」というサービスが基礎サービスとして最低限義務付けられています。サービス付き高齢者向け住宅「ハーウィルシニアレジデンス」では、「安否確認」や「生活相談」以外にも下記の豊富な生活支援サービスを基礎サービスとして、ご提供させていただきております(費用は、月額費用に含まれています)。
ハーウィルシニアレジデンスは、豊富な生活支援サービスが特徴のサービス付き高齢者向け住宅です。現在、埼玉県のさいたま市(南区・ 北区・緑区・桜区)、越谷市、上尾市、久喜市、南埼玉郡宮代町に全部で11か所ございます。
サービス内容
ハーウィルの生活支援サービス(費用)は、基礎サービス費として月額費用に含まれています。
●安否確認・生活相談
- 安否確認サービス
朝と夕方の2回、館内スタッフが毎日の入居者の方のご状況を確認させていただきます。 - 生活相談サービス
館内スタッフが午前9時~午後6時まで、入居者の方の毎日の生活でお困りなことについてご相談を受け付けております。
●送迎サービス
- 買い物送迎サービス
近隣のスーパーやショッピングセンターまで、お車で送迎サービスをしております。 - 病院送迎サービス
各ハーウィルから車で10分前後の病院(病院は自由に選べます)まで、お車で送迎いたします。
●生活サポートサービス
- 緊急時通報サービス
原則として日中は介護スタッフ、夜間は警備会社が入居者の方の生活をサポートします。 - ゴミ出しサービス
入居者の方に代わって、ゴミ収集所までゴミ出しを行います。 - 電球交換サービス
入居者の方の居室の電球をお取替えをいたします。 - リラクゼーション設備の充実
新聞・書籍・カラオケ・マッサージチェアなどのリラクゼーション設備の充実
●健康管理サービス
- 血液検査サービス
ご希望の方には、年に1度の血液検査サービスが受けられます。 - 看護師による健康相談サービス
月に1度、各ハーウィルに提携病院の看護師が滞在し、入居者の方の健康相談に応えます。
●フロントサービス
- ポーターサービス/各種交通の手配/宅配物の保管・管理/宅急便の集荷/郵便物の発送/来客対応/部屋の換気
生活支援サービスの必要性
安否確認・生活相談サービスの目的
●安否確認
1) 入居者の方「ひとりひとりにあった」サービスのため
年を重ねるにつれて、毎日の体調の変化や心境の変化が大きくなることが、一般的です。介護のプロのスタッフが毎日行う「安否確認」は、入居者の方の状態を常に確認するために非常に役に立ちます。入居者の方ひとりひとりにあった、適切な生活サポート介護サービスのご提供のためには、その変化をいち早く知り共有することが重要になります。
(2)認知症や要介護状態の早期発見
認知症や介護が必要となっている初期の状態は、非常にわかりにくく、同居されているご家族でも判断が難しいものです。早期の発見は、事前の準備ができ適切な介護サービスなどを受けるために非常に有用です。加えて、認知症の方の場合は投薬による治療が、認知症の状態の維持・改善に有効だとされています。認知症が進んでからだと、薬の効果が薄くなる場合もありますので、投薬治療に対しても早期発見は、有効です。ハーウィルシニアレジデンスでは、毎日の安否確認を前述したとおり介護スタッフが行いますので、認知症や介護状態の早期発見の可能性が高まります。
(3)万が一の時のため

左の表は、平成26年に内閣府より発表されました「高齢者白書」に掲載されているグラフになります。
グラフを見ますと単身共住者の高齢者で、孤独死されたあと発見まで相当期間要したとしている件数は年々増えていっていることが分かります。
お亡くなりになるのを防ぐことは、難しいことが多いかもしれません。しかし、亡くなった後の発見を早くすることは、安否確認などで可能な場合が多いのかと思います。
死後、相当期間たってから発見となってしまうと、遺されたご家族やご親戚の方々の負担も大きくなるので、万が一のことに対して、元気なうちから対策を考えることは、大事なことかもしれません。
●生活相談サービス
(1) 郵送物などで分からないものがあったとき
高齢者の方は、年金や介護のことなどで公的機関から届く郵便物が多くなります。中には、内容が分かりづらいものも含まれています。その際は、お気軽に職員にお声がけくださいませ。
(2)振り込み詐欺などの防止

上のグラフは、消費者庁が発表している「平成25年度版消費者白書」に掲載されている、消費生活相談件数のグラフになります。消費生活相談とは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問い合わせなどを、専門の相談員が受付けるサービスのことです。消費生活相談には、振り込み詐欺の相談も含まれており、年々被害総額は大きくなっています。
振り込み詐欺などのトラブルは、身近に相談相手がいない、一人暮らしの高齢者が、被害にあうことが多いそうです。振り込み詐欺などの消費生活に関するトラブルは、相談相手がいれば比較的容易に被害を未然に防ぐことができるトラブルです。
(3)その他、毎日の生活に関する相談
「お風呂のお湯が出ない」、「腰が痛いけどいい病院が分からない」など生活していくうえで、何かお困りのことがございましたら、お気軽に常駐スタッフにお声がけください。
送迎サービスの目的
●買い物送迎サービス
地域社会との交流が疎かになりがちな高齢者は、いわゆる「閉じこもり」と呼ばれる生活になりがちです。高齢者の閉じこもりは、認知症・うつ病・運動機能の低下、低栄養、口腔機能の低下などを引き起こす原因となります。地域社会との交流が疎かかになりがちな生活の中で「買い物」は地域社会と交流する大きなチャンスです。加えて、自分で買い物するということは脳へのいい刺激になります。
しかし、足腰の衰えなどから外出することが、億劫になる高齢者が多いことも事実です。そのため、ハーウィルシニアレジデンスでは車での買い物送迎サービスを実施しております。
●病院送迎サービス
平成24年にみずほ情報総研株式会社が発表した、「一人暮らし高齢者・高齢者世帯の生活課題とその支援方策に関する調査研究事業報告書」によりますと、75歳以上の方で「定期的に通院している」方は、アンケートに答えた方全体の75.2%、「定期的ではないが通院している」が10.6%という結果になりました。
この報告書から、高齢者の方の生活の中で「通院」が、大きな位置を占めていることが分かります。その「通院」のお手伝いのためにハーウィルシニアレジデンスでは、病院への送迎サービスを実施しております。
生活サポートサービス
●ゴミ出し・電球交換サービス

この報告書から、高齢者が一番「とても困る」又は「やや困る」ものに「電球の交換」があります。「自治会活動」、「ゴミ出し」も上位にランクされています。
自治会活動に困ってる理由は、「集会」や「年間行事」が多くあり、自分のペースで参加することが難しいことなどが、理由として挙げられています。
電球交換が困難な理由としては、脚立などを用いて天井の電球を交換をすることは、高齢者の方には難しく、危険が伴うためだと考えられています。ゴミ出しも、重いゴミをほぼ毎朝の様にゴミ収集所まで運んで行くのは、高齢者の方の足腰に大きな負担を与えます。
そのため、ハーウィルシニアレジデンスでは、「ゴミ出し」と「電球交換」のサービスも基本サービスとしてご提供しており、「自治会活動」は、各建物のスタッフが行います。
●緊急時通報サービス
ハーウィルシニアレジレジデンスでは、原則として日中は介護スタッフ、夜間は警備会社が入居者の方の生活をサポートします(ハーウィル東武動物公園を除く)。信頼と実績のある警備会社と提携しており、入居者の方の夜間の生活をサポートしています。
●リラクゼーション設備の充実
ハーウィルシニアレジレジデンスでは、入居者の方に充実した毎日を送っていただくために、カラオケ・マッサージチェア・図書などのリラクゼーション設備を充実させています。
健康管理サービス
●血液検査サービス
定期的な血液検査などによる健康診断は、病気の予防や健康管理のために、とても大切なことです。特に健康状態が変化しやすい高齢者 の方はその必要性が、非常に大きなものになります。しかし、定期的な健康診断を実際に行っている高齢者の方は、そこまで多くないのが現 状です。その理由としては、「病院まで行くのが大変」、「病院での待ち時間が苦痛」、「費用が高い」などが主に挙げられます。
ハーウィルシニアレジデンスでは、高齢者の方のそういったご要望にお応えするため、「ご自宅でできる」、「数分でできる」、「無料でできる」健康サポートサービスをご提供させていただいています。
●看護師による健康相談サービス

病気の早期発見は、病気の治療に有効な手段になります。そのため、ハーウィルでは、入居者の方が気軽に些細なことでも相談できるようにと、月に1回の看護師による無料健康相談サービスを始めさせていただきました。
フロントサービス
フロントサービスでは、入居者の方のご不在時の来客対応・宅急便便などの受け取りなどのあると便利なサービスをご提供させていただいております。お気軽にご利用くださいませ。
~サービス内容~
ポーターサービス/各種交通の手配/宅配物の保管・管理/宅急便の集荷/郵便物の発送/来客対応/部屋の換気
ハーウィルシニアレジデンス
ハーウィルシニアレジデンスとは
ハーウィルシニアレジデンスは、「こころとカラダにうれしい暮らし」を実現する住まいとして、自立の方から要介護の方まで幅広くご利用いただける、サービス付き高齢者向け住宅です。現在、埼玉県内で全12棟ございます。
サービス付き高齢者向け住宅の場合、事業主体が、施設介護事業と考えるか、居住と付帯した介護を含むサービス事業と考えるかにより、建物や各種サービスに違いがでています。
ハーウィルシニアレジデンスでは、居宅と付帯した介護を含むサービス事業だと考えています。そのため、介護等のサービスはもちろん、入居者の皆様が毎日を過ごす、居室空間にも力を入れております。
ホテルのような内観のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() ハーウィルシニアレジデンスはあくまでも、「施設」ではなく「住宅」です。そのため、入居者様の生活に制限は設けておりません。 入居者様の建物への出入りはいつでも自由です。親族の方やお友達の方がお部屋に遊びに来られるのも自由です。また、館内には介護資格を持ったスタッフが日中数名常駐しており、入居者様の生活を支援しています。 |
広い居室のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() それに対して、一般財団法人高齢者住宅財団の調査によると、6割以上のサービス付高齢者向け住宅は、18㎡~20㎡の居室になります。 その差は6.3㎡、畳でいうと約5帖の違いになります。そのためハーウィルシニアレジデンスでは全居室、ご夫婦でのご入居も可能となっております。 |
生活設備完備のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() お風呂や台所が付いていないなど、7割以上のサービス付き高齢者向け住宅の居室には生活設備が完備されていないことも、一般財団法人高齢者住宅財団の調査により明らかになっています。 |