はじめての避難訓練
場所:ハーウィル大宮土呂
最近、地震や台風などが多く発生しています。被害に合われた方々の姿に心が痛みます。そして、それは他人事ではありません!「もしもの時に、いったいどうしたらいいのか分からない」という入居者のみなさんの声を聞くことが増えてきました。そこで、ハーウィル大宮土呂では避難訓練を実施することになりました!普段はイベントに参加しない方も参加してくださいました。やはり「防災」への関心は高いのですね。
館内の見取り図を見ながら、避難場所とその経路をみんなでしっかりと確認した後に、実際に館内を歩いていきました。
非常口やスプリンクラーの位置を確認したのはもちろん、実際に歩いてみると、ちょっとした段差や、車椅子は後ろ向きで誘導したほうがいいなどのポイントが明確になりました。実際にやってみなければ、分からなかったコトばかり!みなさんにはいったん部屋に戻っていただき、そこから避難訓練が開始です。
1Fの食堂から火事が発生という警報が響きくと、落ち着いて部屋を出て避難場所まで移動します。「おいで、おいで」「こっち、こっち」とみなさん、互いを気遣いながら、無事に避難完了。
最後は防災に必要なグッズをご紹介し、必要なリストをお渡ししました。例えば100円ショップで購入できる雨具のポンチョ。これはリックサックを背負った上からも被れるし、重ねて着ればとても温かいのです。また、ビニール製のキッチン手袋も濡れても使えるので、身を守るためには有効。食料品や水の確保については質問が飛び交いました。水がなければトイレも使えないのです。すると、ハーウィル大宮土呂の最年長100歳の入居者の方は「お風呂の水をいつもためているよ」と。「なるほど!!」と全員が感心。「掃除する前までは、水は流さない」という知恵を改めて教えていただきました。その他にも、電気が使えなくなった場合に備える多彩なノウハウに、みなさん熱心に聞き入りました。「勉強になった」「しっかり備えないと」と、翌日から防災グッズを買いに出かけた方も多かったよう。防災対策をスタッフも強化していきます。