場所：ハーウィル浦和 ビフォーコロナでは、毎回趣向をこらしたイベントを行っていたハーウィル浦和。「歌声喫茶」もそのひとつ。若い頃に歌声喫茶に行かれた経験のある入居者の方も多く「なつかしい」と大好評のイベントでした。【2019年の歌声喫茶の様子→】　【2017年の歌声喫茶の様子→】

コロナが終息してきたので、待ってましたとばかりに「歌声喫茶」を再び開催することに。ところがイベント開催日に、「デイサービスがある……」「病院の予定が入っている……」など、予定が合わない方ばかり。そのため、当日はまさかのAさんの貸切状態に！！

そこで、イベントの翌日がAさんのお誕生日という情報を確認したスタッフが、急ぎお手製の首飾りを用意し、サプライズでプレゼントしました。「お誕生日おめでとうございます！90歳を越えてもますますお元気なAさんに素敵な1年となりますように♪」とお祝いしました。館長が川越で人気というお店のお菓子をいっぱい買ってきてくれたんですよ。 「青い山脈」や「りんごの唄」などのなつかしい歌の曲を流すと、それに合わせてAさんもスタッフも自然に口ずさみます。Aさんからは「白い花の咲く頃」のリクエスト。これは1950年の大ヒット曲だそうです。

Aさんは、CDから流れる歌声をスタッフが歌っていると思い込み、「あなた、プロなみに上手ね～」と褒めてくれました（笑）。その後、以前に行われた「歌声喫茶」の話になり、館長が高齢者の方にも知られている近藤真彦の「ギンギンラギンにさりげなく」を歌った記憶が蘇り、今回も歌って、誕生日を盛り上げてくれました。 「なんか、ひとりだけなのに、こんなにしていただいて、申し訳ない。でも誕生日をお祝いしてもらえるなんて感激」とAさん。喜んでいただけてスタッフも幸せな気持ちになりました。