
【在宅診療とは?】
在宅診療とは「訪問診療」と「往診」からなる、自宅などで受けることが出来る医療サービスです。
「訪問診療」と「往診」には次のような違いがあります。
「訪問診療」とは事前に計画を立て、その計画通りに患者さんのご自宅へ訪問して医療サービスを提供する診療方法です。
「往診」とは突発的な緊急時に患者さんのご自宅へ訪問し、医療サービスを提供する提供する診療方法です。
最期まで自宅で生活するためのサポート方法として注目されています。
提携病院による在宅医療があるサービス付き高齢者向け住宅 「ハーウィルシニアレジデンス」
ハーウィルシニアレジデンスは、「施設」ではなく「住宅(自宅)」です
ハーウィルシニアレジデンス(以下、ハーウィル)は、埼玉県内に12拠点ある、サービス付き高齢者向け住宅です。「施設」ではなく、高齢者の方のための「住宅(自宅)」になります。そのため、生活の「安心」だけではなく、生活の「充実」にもこだわりをもったサービス付き高齢者向け住宅になります。ハーウィルには、以下のような特徴があります。
提携病院による在宅医療サービスがあるハーウィルシニアレジデンス
(※提携病院の医療サービスを受けるかどうかは入居者の方の自由です。)最期までハーウィルという「自宅」での生活を楽しんでいただくため、提携病院による訪問診療も実施しております。緊急時には24時間365日いつでも対応できる体制を整えています。もちろん提携医療機関のサービスを受けるか受けないかは入居者の方の自由となっております。
‐提携先一覧‐ (2018年6月現在)
〇 県西在宅クリニック
県西在宅クリニックは、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県で在宅診療を行っている在宅療養支援診療所(医療法人)です。
〇 あおぞらクリニック
あおぞらクリニックは、さいたま市と川越市に拠点があり、さいたま市・上尾市・川越市などで在宅診療を行っています。
〇 ファミリークリニック
越谷市に地域密着したクリニックになります。越谷市を中心にさいたま市、春日部市、草加市などで在宅診療を行っています。
最期まで「自宅」で過ごすにはどうすればいいのか?
最期まで「自宅」で過ごすということ
(1)現在の住まいで生活を続けたいから
(2)施設では自由な生活ができないから
(3)他人と共同生活はしたくないから
などがあります。
しかしこうした想いに反し、厚生労働省の「人口動態調査」によりますと、「自宅」で亡くなられる方は年々減少しており、2010年には「自宅」で最期を迎えることができた方は12.4%となっており、逆に病院で亡くなられる方は年々増え続けており、78.4%となっております。 ※右グラフ参照

「健康寿命」とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。すなわち自分の意志と力である程度身の回りのことを出来る状態のことをいい、自分らしい生活を送るにはとても重要なことです。
しかし、平均寿命に比べると健康寿命は短いのが現実です。右のグラフは2010年に厚生労働省が調査した男女別の健康寿命と平均寿命との差になります。それによりますと男性で9年以上、女性で12年以上もの差が健康寿命と平均寿命の間にあります。
(2)健康寿命を延ばすためには 「健康寿命」を維持する又は伸ばすためには、「毎日の生活をどう過ごすか」が重要な要素になります。現在では高齢者の方のほとんどが、「自宅(サ高住を含む)」もしくは「施設(特養・有料老人ホームなど)」で毎日の生活を送っています。この2つの生活にはどういった違いがあるでしょうか?

・「自宅」での1日 「自宅」での生活は、特に制限がありません。その分自由が多く、ひとりひとりにあった自分らしい生活ができます。しかし、その分個人の責任も大きくなります。
・「自宅」での介護サービス
利用される方の健康状態に応じ、ひとりひとりにあわせた介護サービスを受けることが出来ます。しかし、介護サービスを必要以上に利用しすぎると「施設」での介護サービスよりも費用が高額になる恐れがあります。
(2)介護付き有料老人ホームなどの「施設」での生活
・「施設」での1日
「施設」の基本的な性質上、自分ひとりでの行動や行為が難しい方が入居者の中心となっているので、介護サービスとして入居者の身の回りのことは一通り施設の職員が行ってくれます。その代わり、食事などの日常生活も集団行動的になりがちで1日の行動パターンが決められていることも多く、外出などにも制限があることが多いです。
・「施設」での介護サービス
「施設」での介護サービスは、上述したとおり、入居者の身の周りのことを一通りやってくれます。介護費用は決められた介護サービス以外の介護サービスを使わない限りは、定額となっています。しかしその反面、限られた職員の数で入居者の方全員の介護サービスを提供しないといけないため、介護サービスが施設の都合で行われやすくなり、介護サービスの内容も画一的なものになりやすいです。
(3)「健康寿命」を維持するなら
「自宅」での生活が有効 以上のように、介護付き有料老人ホームなどの「施設」とハーウィルなどの「自宅」では、1日の生活の仕方が大きく異なります。画一的なサービスの「施設」とは違い、「自宅」での生活は、原則、「自分で出来ること」は自分で行い、「自分一人で出来ないこと」についてサポートを受けるます。そのため、自宅での生活のほうが「自立」して暮らせる期間が長くなり、「健康寿命の維持」に有効であると考えられています。

「自宅」での生活を阻む3つの問題
なぜ、「自宅」で最期を迎えたいという人が多いのに、実際は「自宅」で最期を迎えることができる方が圧倒的に少ないのでしょうか?最期まで「自宅」で過ごすことを難しくしているのは、次の3つが大きな原因であると考えられます。(1)介護してくれる家族に負担がかかる又は介護してくれる家族がいない
(2)健康状態が急変したときの対応に不安
(3) 今まで出来ていたことが出来なくなる
以上の3つの問題です。
3つの問題に対するハーウィルの取り組み
上述した3つの「自宅」で最期を迎えられない原因を解消するためにハーウィルでは、(1)「介護してくれる家族に負担がかかる又は介護してくれる家族がいない 」という原因を解決するために、日中介護資格をもった職員を常駐させ、ご家族の代わりに入居者の方の生活のお手伝いをします。
(2)「健康状態が急変したときの対応に不安」という原因を解消するために、24時間365日対応可能な病院と提携し、必要に応じて訪問診療を受けることができる体制にしました。
(3)「今まで出来ていたことが出来なくなる」という原因を解消するために、様々な外部の介護サービスと連携し、入居者の方とご家族の方の意思で入居者の方に合った介護サービスが利用できます。
健康寿命を延ばすためのハーウィルの取り組み
継続的な医療サービスや介護サービスを必要としない期間(=健康寿命)を長く保つためには、毎日の健康的な生活習慣が非常に大事になります。 そのためハーウィルシニアレジデンスでは、毎朝入居者とスタッフでラジオ体操を行ったり、看護師やケアマネージャーが定期的に各ハーウィルシニアレジデンスを訪問し、入居者の方の健康相談を行います。このような取り組みを通じて、入居者の方の生活と体調のリズムを整えて、健康寿命を延ばしていくことを目標としてます。
よくあるご質問
Q1 訪問診療は月々いくらかかるでしょうか?
医師による訪問診療が月2回の場合の自己負担額は、月6,000円程度(自己負担1割の方)です。
Q2 緊急時の対応はどうなっていますか?
24時間365日対応しています。
Q3 お薬は持ってきてもらえますか?
はい。ご自宅までお薬を持っていきます。
ハーウィルシニアレジデンス
ハーウィルシニアレジデンスとは
ハーウィルシニアレジデンスは、「こころとカラダにうれしい暮らし」を実現する住まいとして、自立の方から要介護の方まで幅広くご利用いただける、サービス付き高齢者向け住宅です。現在、埼玉県内で全12棟ございます。
サービス付き高齢者向け住宅の場合、事業主体が、施設介護事業と考えるか、居住と付帯した介護を含むサービス事業と考えるかにより、建物や各種サービスに違いがでています。
ハーウィルシニアレジデンスでは、居宅と付帯した介護を含むサービス事業だと考えています。そのため、介護等のサービスはもちろん、入居者の皆様が毎日を過ごす、居室空間にも力を入れております。
ホテルのような内観のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() ハーウィルシニアレジデンスはあくまでも、「施設」ではなく「住宅」です。そのため、入居者様の生活に制限は設けておりません。 入居者様の建物への出入りはいつでも自由です。親族の方やお友達の方がお部屋に遊びに来られるのも自由です。また、館内には介護資格を持ったスタッフが日中数名常駐しており、入居者様の生活を支援しています。 |
広い居室のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() それに対して、一般財団法人高齢者住宅財団の調査によると、6割以上のサービス付高齢者向け住宅は、18㎡~20㎡の居室になります。 その差は6.3㎡、畳でいうと約5帖の違いになります。そのためハーウィルシニアレジデンスでは全居室、ご夫婦でのご入居も可能となっております。 |
生活設備完備のサービス付き高齢者向け住宅 |
![]() お風呂や台所が付いていないなど、7割以上のサービス付き高齢者向け住宅の居室には生活設備が完備されていないことも、一般財団法人高齢者住宅財団の調査により明らかになっています。 |